活動紹介

活動報告

秋田大学 医学部3年生向けキャリア教育見学

2016年5月11日(水)

5月11日(水)秋田大学にて行われた、医学部3年生向け、男女共同参画講義を見学してきました。
秋田大学では、毎年医学部3年生に5コマ1日かけたカリキュラムを行っているそうで、その講義は大変素晴らしいと毎年全国から見学者が後を絶ちません。

講義を行うのは、昨年度当院にもセミナーにお越しいただいた、蓮沼直子准教授。
まずは、総論の講義で基礎系と臨床系の男性教員による講義が行われる。男女共同参画は女性のためのものではなく、医師全体の問題として学生に対するメッセージを送る。
その後は学生は講義室からチュートリアル室に場所を移動し、グループワークを行うこれは男女混合のグループで、ある架空の医師夫婦に関するシナリオをCase1~3として3つのパターンを渡し、それぞれの問題点・対策・最も最善と考える選択と理由を討論し、その後の発表会でグループ毎に発表させる。

学生は異性の違いやバックグラウンドの違いにより考え方や意見が異なることを経験し、学生自身が卒後の様々なライフイベントや岐路に立った時に、自らのキャリアをどのように形成していくべきか考える機会になる。
その後も先輩医師の経験談を聞き、最後にそれぞれの「キャリア未来年表」を作成して終了する。

「キャリア未来年表」は仕事やプライベート、マネープランを卒後10年後くらいまで自由に記載する。すらすらと記入する学生もいれば、筆の進まない学生もいるがそれは現在まで自分のキャリアプランについてあまり考えてこなかったことを意味することでそれを自覚するだけでも大変意味のあること。
あくまで計画表ではなく、夢や将来のビジョンを言語化して意識化させるツールである。

日本の医学部における女子学生の割合が増加しつつある近年では、医療の現場でも男女共同参画の推進が必須で、特に学生時代からの教育の必要性が認識されてきた。
大分大学医学部でも今年度より導入予定である。

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