11月3日(水・祝)に大分市内で第5回日本ヘルスケアダイバーシティ学会が開催され、松浦恵子センター長が大会長を務められました。
日本ヘルスケアダイバーシティ学会はヘルスケア分野におけるダイバーシティについての調査と研究を行い、ダイバーシティ経営を普及する目的で2017(平成29)年に設立されました。
今大会では『次世代医療人のダイバーシティ』をテーマに今後のヘルスケア業界の動向を抑える上で必要不可欠なSDGsや様々な人材が能力を最大限発揮できる組織づくりのためのダイバーシティ経営について講演やシンポジウムが行われました。
岡理事長による開会あいさつ、北野正剛大分大学学長による来賓あいさつに続き、大会長講演では松浦センター長より「医学部学生の意識等」「大学での取り組み」「次世代医療人に求められるものとその方策」についてお話がありました。
SDGsの権威である馬奈木俊介九州大学大学院工学研究院主幹教授/都市研究センター長の特別講演、石井富美 多摩大学医療・介護ソリューション研究所副所長によるランチョンセミナーの後、午後からのシンポジウム『次世代につながる医療人のダイバーシティ』では、松浦センター長を座長に副センター長の中田健先生、立山香織先生がシンポジストの一員として登壇されました。シンポジストの発表では中田副センター長が男性医療人パパの会の活動や男性医師の育休促進など環境改善について、立山副センター長が女性医師交流会、キャリアパス相談会といった交流会を通じたキャリア支援などの取組を発表されました。パネルディスカッションでは、次世代の医療を担う人材が安心して個々の能力を発揮できる業界にするために必要なことについて会場やオンラインでの質問を交えながら議論が交わされました。