2024年11月21日、医学教育センターの山本恭子教授、秋好久美子先生、女性医療人キャリア支援センターのセンター長の松浦恵子教授、中田健副センター長、立山香織副センター長によるキャリア教育が開催されました。毎年医学部医学科4年次の「臨床実習入門総合医学」の中で、朝から夕方まで1日枠で行われる講義です。
先輩医師からのメッセージを通して、医療分野における多様なキャリア選択の可能性について知ることができます。
今年度のキャリア教育の講師の先生方以下5名より、素敵なメッセージをいただきました。
◯腎臓外科・泌尿器科 教授 秦 聡孝 先生『ターニングポイントの先にはチャンスがある』
◯臨床薬理学講座准教授 甲斐 恵 先生 『製薬会社でメディカルドクターとして働くキャリア』
◯大分県福祉保健部 健康対策・感染症対策課 課長 池邉 淑子 先生『ベッドサイドだけじゃない、公衆衛生医学における医師の役割』
◯皮膚科 講師 広瀬 晴奈 先生 『初志貫徹の精神で!想定外も乗り越える』
◯耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教 吉永 和弘 先生 『どの道を選んでも成長できる!』
詳細はニュースレターvol29(2025.3月発行)にまとめました。
また、学生さんたちは、与えられた一つのシチュエーションをもとに、グループ討論を行い、シナリオ作成からロールプレイまで行いました。たとえばこんなシチュエーションです。
私は呼吸器外科に所属しています。妻は血液内科に所属し、再来月第1子を出産予定です。 |
ともに県外出身で、私の両親も妻の両親も仕事をしており、出産時には妻の母親が休みを |
取って来てくれるのですが、長く頼ることはできません。 |
同期が1ヶ月間育休を取った話を聞き、育児には積極的にかかわりたいと考えていたので |
私も1ヶ月育休を取ろうと考えています。 |
ただ、私の所属する医局ではまだ男性医師で育休を取得した者はいません。 |
育休の間の私の業務の引き継ぎなどがうまくいくかも不安があります。 |
さあ、どうしますか? |
本人、妻、両親、同僚、上司など、様々な立場に立って考えてみることによって、正解のない、多様な意見が出ることがわかります。
学生さんたちの柔軟な意見と熱演には講師陣も感心いたしました!